■大輪

市場に出回っている中でも最も大きな種類が大輪です。大輪は花弁の大きさが10～15cmほどで、見栄えのする豪華な胡蝶蘭といえます。開業・開店祝いなどにこの胡蝶蘭が選ばれることが多いです。花弁の色は、主に白、白赤、ピンクの3色です。品種によっては、色付きよりも白い胡蝶蘭のほうが花弁は大きい傾向にあります。
大輪は株自体も大きく、例えば3本立ちで高さは約80cm、幅は約50cmです。価格は15,000～35,000円程度と、他と比べても高額で扱われています。

■中輪（ミディ）

大輪よりもやや小さめの胡蝶蘭で、花弁の大きさは6～9cm程度です。品種が多いことから、花弁の大きさにはばらつきが見られます。また、花弁の色にも様々な種類があります。愛らしい印象の見た目から、家族や友人の誕生日ギフトといった用途で贈られることが多い胡蝶蘭です。
3本立ちで高さ40～60cm、幅は約30cm、価格は8,000～15,000円程度が相場といえます。

■小輪（ミニ）

ミディよりもさらに小さいサイズの胡蝶蘭です。花弁の大きさが2～4cmと非常に小さく、コンパクトで可愛らしい姿をしています。価格も数千円からあるため、ちょっとしたギフトやお土産、自宅用にこの胡蝶蘭を購入する方も多くいらっしゃいます。

同じ胡蝶蘭でも大きさによって印象は異なるため、目的に合わせて活用できます。贈り物を探しているなら、胡蝶蘭のギフトはいかがでしょうか。洋蘭.jpでは多種多様の胡蝶蘭を販売しております。

■色

胡蝶蘭の価格に差が出る理由としてまず挙げられるのが、色の違いです。

• ピンク、白：流通量が多いため、比較的リーズナブル
• 紫、ブルー：流通量が少ないため、比較的高額になる傾向

色によって異なる流通量が価格にも反映されます。胡蝶蘭を購入する際に予算をオーバーするといったときは、色を変えてみるのも一つの手です。

■中間業者の数

生産から販売に至るまでに携わる中間業者の数も、胡蝶蘭の価格に影響しています。例えば、生産者が直接販売するよりも生産者と販売者が分かれているほうが、販売価格に人件費などが上乗せされて高額になる傾向です。そこへ中間業者が仲介に入れば、商品の価格はさらに上がります。中間業者が少ないほど中間マージンが削減されるため、安価に流通する傾向があります。

■実店舗の有無・広さ・場所

実店舗の有無や広さ、場所なども販売価格に影響を及ぼします。店舗を維持するには家賃や光熱費などが毎月かかり、店舗が広いほど維持費の総額が高くなります。そのため、経営にかかる費用が商品の販売価格に上乗せされてしまうのです。また、店舗の立地条件も重要な要素です。家賃が高い地域であれば、商品の価格も高額になる傾向があります。

■時期

胡蝶蘭は時期によっても価格が異なります。高額になりやすいのが3月～4月です。この時期は、入学や就職・転勤、開店など人生の大きな変化を迎える方が多く、送別やお祝いのために胡蝶蘭が品薄になります。そのため、時期に合わせて胡蝶蘭が少々割高に販売されているケースがあります。