■胡蝶蘭の花言葉

胡蝶蘭の花言葉には「幸福が飛んでくる」「純粋」があります。蝶が羽を広げたような形をしており、蝶が舞うように幸福が飛んでくるイメージから生まれた花言葉と考えられています。キラキラと輝いている花弁や丸みのある愛らしい姿は、純粋さを連想させるでしょう。「あなたを愛します」という意味もあるので、胡蝶蘭は恋人に贈る花としても人気があります。

■英語圏にもある胡蝶蘭の花言葉

日本だけでなく、英語圏にも胡蝶蘭の花言葉があります。

• Gaiety（陽気な）
• Love（愛）
• Beauty（美しさ）
• Luxury（高貴・豪華）
• Refinement（洗練）

など、ポジティブなイメージの花言葉です。

■胡蝶蘭のカラーは6種類

胡蝶蘭は、約200年前にイギリスの探検家によって発見され、栽培や品種改良が行われてきました。原種は茶色に近い落ち着いたカラーといわれています。現在は、定番の白色やピンクをはじめ、青色や紫色、黄色、リップ系など様々なカラーから選ぶことができます。リップ系は、中央のリップ部分と花弁の色の違いを楽しめるのが特徴です。

■カラー別の意味と贈るシーン

胡蝶蘭の色によって持つ意味も異なります。お祝い事の種類によって贈るカラーを変えると、胡蝶蘭はさらに特別な贈り物になります。

【白色】
花嫁衣裳や神事にも使用される白色の胡蝶蘭は「純粋」や「清純」を表します。清潔感と格式が高いイメージからお祝いにぴったりです。子孫繁栄とも縁深いため、出産祝いとしてもおすすめです。また、お葬式や法事などのお悔やみの場でも選ばれています。

【ピンク色】
可愛らしさや女性らしさを表すピンクは「あなたを愛します」という意味があります。小ぶりなミニ胡蝶蘭などもあり、恋人や愛する方にプレゼントするのもよいでしょう。

【青色】
知性や爽やかさを表す青は、誠実なイメージが持たれます。青い胡蝶蘭には「誠実」や「尊敬」など、信頼や感謝がこもった花言葉があります。お世話になった方や目上の方への贈り物におすすめです。

【紫色・黄色・リップ系】
新しい品種のため明確な花言葉はまだありませんが、色が持つイメージから連想して選ぶケースも多いです。例えば、黄色には「幸運」「金運」「商売繁盛」のイメージがあり、開業・開店祝いなどビジネスの門出にぴったりです。長寿のお祝いには紫色もよいでしょう。紫色は高貴な色であり、90歳になったことを祝う卒寿の色でもあります。そのため、敬老の日などの贈り物にも選ばれています。縁起のよさを演出したときは、白い花弁に赤いリップの紅白仕様になっている胡蝶蘭もおすすめです。お祝いムードをグッと高めてくれます。

■胡蝶蘭のサイズ

胡蝶蘭のサイズは、主に大輪・中大輪・ミディに分かれます。大輪は約10～15cmで女性の手の平ほどの大きさです。約80～90cmの高さがあり、豪華で人目を引きます。中大輪は大輪よりも少し小さいです。高さは約70～80cmで、飾りやすいサイズとして人気があります。ミディは大きさが約6～9cmと小さく、高さも約50～70cmです。室内で飾りやすいサイズなので、プレゼントに贈りやすいでしょう。

胡蝶蘭は本数が選べますが、高さは基本的に変わりません。しかし、花の数が変わると高さも変わります。例えば、3本立ちで花の数が90輪と30輪では高さが10cm以上変わるのです。

■大きさ別の贈るシーン

花の大きさによって適したシーンが異なります。

【高さ80～90cm】
大輪の胡蝶蘭はインパクトがあり、どこへ贈っても喜ばれる花です。取引先への贈り物や開店祝い、結婚式などの特別な席で選ばれています。人気の3本立ちだけでなく、より華やかさを演出したいときは5本立ちや7本立ちを選ぶとよいでしょう。

【高さ70～80cm】
大輪と比べて若干シンプルなイメージになり、飾りやすいというメリットがあります。引っ越し祝いやお世話になった方へのお礼、誕生日プレゼントなどに向いています。5本立ちや7本立ちは豪華さと高級感が出るので、開店祝いとしても使われています。

【高さ50～70cm】
胡蝶蘭のミディサイズは3本立ちで10,000円しないものも多く、気軽に購入できます。身近な方へのプレゼントや、自分へのご褒美にもちょうどよい大きさです。

■選ぶときの注意点

見栄えのよさだけにとらわれず、贈り先の配置スペースも考慮しましょう。飾るスペースが確保できている場合は、5本立ち以上の大きいタイプを選ぶのもよいでしょう。個人宅や大きな胡蝶蘭を飾るスペースが確保できない店舗などには、飾りやすい中大輪やミディサイズが喜ばれる傾向にあります。