■胡蝶蘭を置く場所

胡蝶蘭を置くうえで押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

・温度は最低15℃
胡蝶蘭は高めの温度を好むため、最低15℃以上を保つことがポイントになります。理想は20～25℃です。

・湿度は高め
湿度は最低でも50％、理想は70％です。ただし、高すぎると根腐れにつながります。

・風通しのよい場所に置く
風通しのよい場所が理想です。エアコンの風が直接当たる場所は避けるようにしましょう。

・直射日光は厳禁
日光がまったく当たらない場所は、花が衰弱する可能性があります。ただし、直射日光が当たる場所では日焼けによるダメージが懸念されます。胡蝶蘭を置く場所は、「人間にとっても過ごしやすく心地よい場所」を考えるとイメージしやすくなります。

■水やりの方法も大切

胡蝶蘭を長持ちさせるには正しい水やりを行う必要があります。

・水の与えすぎは厳禁
水やりは、鉢の苔やウッドチップが乾いてから行います。通常は1週間～10日に一度、気温の高い日は2～3日に一度のペースが適切です。一度にたっぷりの水を与えます。

・午前中に水を与える
気温が下がる夜は水分の吸い上げが弱くなるため、午前中の水やりが理想です。

・冷たすぎる水は与えない
水が冷たすぎるとダメージの原因になるため、20℃前後の水を与えることがポイントです。

・鉢皿に水が溜まっていたら必ず捨てる
根腐れの原因になるため、鉢皿に溜まった水は捨てるようにしましょう。

・花や葉には霧吹きを使う
花やつぼみ、葉の乾燥を防ぐ際は、霧吹きで水をかけるのが効果的です。このとき、表面に水滴が残らないようにすることがコツです。

胡蝶蘭は空気中から水分補給できる植物です。水やりの回数・量を意識しないと、水分量が多くなりすぎてしまいます。水やりのしすぎは衰弱の原因となるため、控えめにすることも大切です。

■春

暖かくなるとはいえ気温が低い日も多い季節のため、油断せずに温度・湿度管理を行いましょう。気温が低い日は、エアコンを使いながら必要に応じて段ボールやビニールで覆って対策をします。また、春は植え替えに適した季節でもあります。2年に1回の植え替えが理想のため、5月あたりに植え替えをするのも効果的です。

■夏

雨が多く湿度も高い6月は、温度・湿度ともに胡蝶蘭にとって理想的な時期です。ただし、湿度が高くなりすぎると根腐れのリスクも高くなるため、風通しのよい場所に置くことがポイントです。7月に入ると気温はかなり高くなります。日光に当てることも大切ですが、30℃を超えるような日は注意が必要です。屋内・屋外いずれの場合も、温度を上げすぎない風通しのよい場所に置くことを意識しましょう。

■秋

湿度が下がり乾燥した日も増えてくるため、花や葉には霧吹きで水を与えます。気温が低い日はエアコンなどで温度調整を行います。日中は屋外で日に当てるのもよいでしょう。朝晩は冷え込むため、室内に入れるのが安心です。

■冬

冬は温度・湿度ともに入念な管理が必要です。エアコンや加湿器を使った調整だけでなく、段ボールや毛布などの活用も効果的です。水やりの頻度は乾燥具合にもよりますが、最低気温が10℃を下回る頃は1ヶ月に1回程度で十分となります。この時期の胡蝶蘭は休眠状態に入り水を吸い上げなくなるため、根腐れを防ぐうえでも水やりは大幅に抑えます。

愛知にある胡蝶蘭の専門店「洋蘭.jp」では様々な種類の胡蝶蘭を全国へ無料配送しております。立札やメッセージカード、ラッピングなども無料で対応しており、ギフトとして贈るのもぴったりです。胡蝶蘭をお探しの方は、洋蘭.jpまでお気軽にお問い合わせください。