■胡蝶蘭は長持ちしやすい

胡蝶蘭がインテリアとして適している理由の一つは、長持ちしやすい点です。切り花でなく鉢植えであることから、1ヶ月以上も美しい状態を保つことができます。また、常緑性の植物のため、花の時期が終わった後も観葉植物として飾っておけるメリットがあります。

■部屋が汚れにくい

部屋が汚れにくい点も、胡蝶蘭がインテリアとして優秀といわれるポイントです。胡蝶蘭は花粉がほとんど飛びません。また、鉢植え内にはウッドチップや水ゴケなどを使用するので、室内に土が落ちてしまうことも避けられます。さらに、土を使わないことで虫が発生しにくいことにもつながります。こうした理由から、胡蝶蘭は室内を汚さない植物といえるのです。

■胡蝶蘭は色や種類が豊富にある

胡蝶蘭は色や種類が豊富にあります。そのため、部屋の雰囲気に合わせて選べることもインテリアに向いているポイントです。鉢植えに入れてテーブルの上に置く、ハンギングとして壁に吊り下げるなど、飾り方も工夫次第で幅があります。

■胡蝶蘭は花言葉の縁起がよい

胡蝶蘭は、縁起のよい花言葉を持っていることでも知られています。胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」です。置いていると幸福がやってくると考えるだけで、毎日が楽しく感じられます。

■お世話の手間がかからない

お世話の手間があまりかからないことも、胡蝶蘭がインテリアにおすすめされる理由の一つです。室温管理や与える水の量などを意識することで、初心者にも管理がしやすいでしょう。

■置く場所の環境は？

胡蝶蘭の管理においては、置く場所の環境が大切です。胡蝶蘭は亜熱帯に生息する植物です。そのため、温度・日当たり・湿度といったポイントを意識することで、胡蝶蘭にとって快適な環境を作れます。温度は20～25℃が最適で、ある程度の暑さであれば耐えられます。ただし、寒さには弱いので、低くても10℃以上を保つことが重要です。また、高温に耐えられるものの直射日光には弱いため、太陽光が直接当たらない場所に置くことをおすすめします。

湿度は70％が適しています。暖房器具の近くに置くと、乾燥で枯れてしまうこともあります。また、鉢の中の湿度が高すぎても根腐れを起こしてしまうため、影通しのよい場所に置くことがポイントになります。壁に吊り下げるハンギングは、風通しがよくなるため、胡蝶蘭の設置方法として適した一つの方法です。

■水やりの方法は？

水やりの頻度は、1週間に1～2回程度で十分です。実は、胡蝶蘭が枯れてしまう理由としてよく挙げられるのが、水のあげすぎなのです。前回の水やりから4日程度経ったら、ウッドチップや水ゴケが乾いているのを確認した上で水やりをします。午前中に水を吸い上げるため、水を与えるのは朝がベストです。

胡蝶蘭の鉢には、複数の株が寄せ植えされているのが一般的です。そのため、一部に偏らないよう鉢全体に水を与えます。適切な水の量は、1株あたりコップ1杯（約150cc）です。水やり後に受け皿に溜まった分は残らないように捨てましょう。